今回はファスナーをお使い頂く時の
注意事項のお話です^_^
今回は説明ばかりの記事なので、ゆるーい感じで
書きたいと思います。
ファスナーの付いているバックやお洋服
せっかく大事に使っていたのに、ファスナーだけ
が壊れてしまったら、それだけで使えなくなってしまう事があります。
長年使い続けていくと劣化していくのは、仕方がないのですが
使い方や、普段の管理の仕方を知っておいてもらえたら
少しでも長く、お使い頂ける事もありますよ^_^
NKに修理の相談を頂く事があるのですが、多くは
アウターやブーツです。
頻繁にお使いの物で、ちょっと奮発したものや
慣れ親しんだ物ですね。
ファスナーって物心着いた時から、普通に身近にあるものなので
使い方は知っていても、注意しないといけない事は
実はあまりよく知られていません。
・・因みに私の失敗談は、娘の水泳用のラッシュガードに
名前のゼッケンを貼る時、温度に気をつけなかったせいで
溶かしてしまった事です!
新しいファスナーを縫いつけましたが
その時はほんとにショックでした。。
私のうっかりですが。
まずは 衣類で一番大事な取り扱いです。
洗濯をするとき
●ファスナーは閉じて洗濯する。
これ皆さんしてますか? 意外と知られていないです。
開けて洗濯するとテープ自体が伸びますよ。
スライダーが壊れてしまったり、他の衣類を痛めます。
●アルカリの強い洗剤や塩素系の漂白剤は使用しない。
これは、生地にも良くないことは分かりますよね、、
ファスナーの滑りが悪くなります。特につけ置きはやめましょう!
柔軟剤を入れるといいそうです。
●乾燥機にも気をつけて。
コイルファスナーやビスロンファスナーは避けて下さい。
メタルファスナーは大丈夫と思いがちですが
テープ部分には良くありません。
滑りが悪いとき
使用しているうちにファスナーの滑りが悪くなることがあります。
そんな時は、こちらの
ファスナーメイトをお使い下さい。
パラフィンや、ロウソクの蝋でも大丈夫ですが、耐久性はあまりない
ようです。
他の同じシリコーン系の潤滑剤は、染み込んでしまったりするようです。
メタルファスナーでも、金属用の油を挿すのだけは、絶対におやめください。
エレメントが抜けないように
●無理な負担がかからないように過剰に物を入れないでください。
パンパンに物が詰まった状態でファスナーを
閉めるとエレメント自体が分かれてしまったり
ファスナーを縫っている糸が切れます。
入れる物は、なるべく最小限に。
布や糸を噛んだとき
●無理に動かさず、徐々に戻してください。
無理に動かすと更にかみ込みがひどくなるので進めてしまうのは
だめです。戻して下さい。
糸など、切れるものは切ってしまいましょう。
着るとき、脱ぐとき
●衣類の着脱はファスナーを完全に開いた状態で行ってください。
●閉じるときはカギホックや、トップボタンを先に閉めてから
スライダーを真っ直ぐに引き上げます。ついファスナーから
上げてしまいますが、カギホックやトップボタンは、ファスナーが
勝手に開いてしまうのを防ぐだけじゃないんですね。
アイロンをかけるとき
●ファスナーをにアイロンをかけるときは、どんな材質に限らず
スライダーの位置にも気をつけながら、必ず当て布した状態でかけて下さい。
耐熱温度(いずれも〜℃まで)
コンシール®︎ 160℃
フラットニット®︎ 150℃
ビスロン®︎ 130℃
コイルファスナー 160℃
ビスロン®︎が1番熱に弱いですね。
皆さんも気をつけて下さい。
開・逆開ファスナーの操作及び注意
世の中にこのファスナーを触った事がない人は
いないのではないかという程よく使われる商品です。
シャンパー、ジャケット、パーカー
ブルゾン 等と呼ばれる上着には
大体付いています。
このファスナーは逆開という、上下から開け閉め出来る
ファスナーになります。
スライダーが1つの物が開。一番下に箱と呼ばれる
金具が付いているのですが、今回は省略しています。
開・逆開は左右に分かれるファスナーである為
ファスナーに差し込む蝶棒と言う金具が付いていて
エレメントの1番下でスライダー同士が合わさっていないと
蝶棒が上手く入らず、スライダーが動きません。
小さい頃に、苦戦していた記憶がある人も多いんじゃないでしょうか。
無理無理に引っ張るとファスナーが破損してしまう原因になるので
動かない時は蝶棒を抜いて、もう一度やり直して下さい。
上の写真は、後もうちょっとというところの写真です。
上手く入らないときは、後もうちょっと頑張ってください。
長々書きましたが、最初に書きましたように
覚えていたら損はありませんので
さらっと覚えておいてくださいね^_^